片付けられない人が抱える心の闇とは?心理カウンセラーさんに聞いてみた

何度片付けようとしても上手くできない。

片付けてもすぐに汚部屋になってしまう…。

物が増えすぎてしまい手が付けられない。

このように片付けや掃除を苦手だと感じていないでしょうか?

私は小さい頃から片付けや掃除が大の苦手で、つねに散らかった部屋で過ごしていました。

ただのナマケモノというレッテルを貼られがちなのですが、こうなってしまう心理的な理由もあるのです。

そこで今回は心理カウンセラーの方に片付けや掃除ができないのはどういう状態なのかを伺ってみました。

さやみみ
今回も心理カウンセラー「ちぃみ」さんにお話しを伺いました!
目次

片付けや掃除が苦手なんです…

さやみみ
家の中がすぐに散らかってしまいます。物をテーブルの上や床などにすぐ置いてしまうので、どんどん積み重なってしまうのです。
さやみみ
捨てればいい物も「何かに使えそう」と保管してしまいます。物をそこら辺に置いてしまうのは、すぐに見つけられるようにと無意識で行っている状態です。結果、物が多すぎて探すのに余計に時間がかかっています。
ハッピー
ちょっとずつ片付けてはいるけど、同じことの繰り返しだもんね。
さやみみ
私がHSP気質だからかなと思ったのですが、もしかしてADHDでもあるのかな?部屋を片付けられないときの心理状態はどうなっているのか教えてください。
心理カウンセラーさん
ご相談ありがとうございます。それでは今回は、片付けられない人の心理状態についてお話ししていきますね!

片付けられない悩みを抱えている人は意外と多い

カウンセリングに来られたクライアントさんで、お部屋が散らかっているという方は、実は相談に来られた中で半数ほどいらっしゃいました。

この「片付けられない」という悩みは、ADHDなどの発達障害に気付かないまま大人になってしまった方に多いです。

  • どうしても片付けることができない
  • 整理整頓も苦手
  • 私はほかの人と違って何かおかしいのかも?

このように感じて専門家を受診して、そのとき初めて自分には発達障害があったと気付くというケースがあります。

しかし、そういった発達障害の特徴とは違い、心理的な問題では片付けることができない場合があります。

それはどういった心理が働いているのかみていきましょう。

 片付けができないときの心理状態とは

片付けができないときの心理状態を3つご紹介します。自分がどれに当てはまるかチェックしてみてください。

ケース①物を捨てることができない

物が無くなってしまう不安から物を捨てることができない、物がたくさんあると心が落ち着く…といった心理が働き、部屋が物であふれ返ってしまう人がいます。

そういった人は、過去に大切な人を失ってしまった経験があったり、幼少期に自分にとって必要な人が離れていってしまったなど、大きな孤独感、虚無感を経験しているケースが多く挙げられます。

さやみみ
孤独を感じたことはあまりないけど、気づいていないだけなのかな?

寂しくならないために自分を守る方法が深層心理として働き、その対象が「物」であると、物を捨てることができなくなり、その結果、物が増えすぎてしまい片付けることが困難になるのです。

部屋が散らかっていくことに対してもあまり抵抗はなく、むしろ散らかっているほうが落ち着くのでそのままにしてしまいます。

こういったケースでカウンセリングに来られるときは、恋人ができたけれど片付けができないから部屋に呼べない、結婚することが怖い…という悩みを持ち始めて相談に来られることが多いです。

断捨離が一時ブームになりましたが、こういった悩みを持っている人は思い切って物を捨てても、心の穴を埋めようとまた物を買い始めてしまいます。そして、またすぐ部屋が散らかってしまうのです。

心理カウンセラーさん
物を捨てて心がすっきりするようなら、捨てることで心の闇も解消していきます。リバウンドしないように1日1捨を心がけてください。

ケース②異常なほど買いすぎてしまう

いつも必要な物以外を異常に買いすぎてしまい物が増えていくケースです。

このケースも先ほどに挙げた「物を捨てることができないケース」に似ています。

同じようなストックが2つ以上無いと安心できないという状態です。

これは、もしひとつが無くなってしまったら…もしこれが壊れてしまったら…と考えてしまうために起こる行動です。

さやみみ
予備がないと不安になっちゃいます

「買い物依存」と一致するのですが、こちらも物が増えすぎてしまい部屋が片付けることができない、に繋がっていくケースがあります。

こういった場合も、やはり過去の寂しさから受けた心の傷が大きく関係している場合が挙げられます。

この、同じ物がもうひとつあれば安心する、という心の働きですが、この心理はごく一般的で珍しくないものです。

問題となるのは「異常なほど」です。

もうひとつ…どころではなく5個以上、似たような物を買ってしまう状態を指します。

こうなってくると、やはり何かしらの原因が考えられるでしょう。

心理カウンセラーさん
徐々にストックの数を減らしていくといいですね。予備をひとつにして、なくなったら買い足すようにすれば物が増えすぎません。

ケース③ゴミを保管してしまう

必要な物ではなく、もう使えないような物、ボロボロの服、紙切れ、空になったペットボトルまでも保管してしまい、完全に汚部屋になってしまうケース。

これは過去に起きた出来事に対し、大きな悲しみや怒りの感情を消化できないままにしていることが原因として挙げられます。

しかし、腹が立っているからどうでもよくなって片付けができない、というわけではなく、深層心理としての感情なので本人でさえ何が原因なのかはわかっていません。

さやみみ
私はビニール袋や雑誌の付録とか、あと何年も来ていない服など、「使うときがくるかも?」と手放すことができていないですね。

私のカウンセリングを受けて、初めて自分の背負ってきた感情に気付き涙するケースもありました。

自分の心の傷をゴミによって隠していたのです。

片付けなければ…と思いながらも行動することができないのは、自分の心の奥深くで「片付ける」という行動を抑制しているためなのです。

いわゆる「ゴミ屋敷」と呼ばれる家は、住居人のこういった過去の悲しい経験から深層心理が働き、どんどんゴミが増え、気付けば自分では手のつけどことが無くなってしまうほどのゴミの量になっているケースが多いです。

心理カウンセラーさん
手放すときの基準をまず決めましょう。1年間使わなかったら捨てる、劣化したら手放すなど、自分で無理のない範囲をボーダーにします。捨てることに抵抗がある場合は、人にあげるか、リサイクルショップに持っていくとよいでしょう。

早めのSOSを

「片付けることが苦手」と「片付けることができない」では状況が大きく異なります。

片付けることが苦手な人は天性の性格的なものであり、大きな問題に繋がってくることはありません。ただ、片付けができない人というのは何かしら原因が隠れている場合がほとんどです。

片付けることに成功しても、また同じような状況に繰り返し追い込まれてしまうのであれば、一度専門家を受診してみることを強くおすすめします。

病的なことが原因でない限り、心のケアが必要です。

大切なことは、「片付けができないくらいで」と安易に考えないようにすることです。

誰かに相談したり、近くに相談する人がいない場合でも今は無料カウンセリングなどを設けているところもたくさんありますので、そういった機関を利用してみてください。

一人で抱え込まないようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

内向的な性格で、最近自分がHSPだということを知りました。働くことが大好きなのに、働きづらさを感じてしまう。この状況を打破するために、自分らしい働き方を追求しています。現在はwebライター&ブロガーとして活動中です。

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