内向型HSPで、朝起きるのが苦手という方も多いのではないでしょうか?
実はわたしもその一人で、朝がとてつもなく苦手なのです。
目が覚めても布団から出られなくて、気づいたらギリギリの時間に!
もう日常茶飯事です。
なんとか余裕のない生活から抜け出したい!
いつもこのように感じていましたね。全然実行できていないけど・・・。
でもいまは、無理はしないのが一番だと感じています。
自分のペースを崩すことほどツラいことはありません。
この記事では、なぜ内向型HSPは朝が苦手なのかをまとめました。
完全にわたしの経験談を元にしていますが、少しでも生きるヒントになれたら嬉しいです。
早起きは良いことだということは理解しているけど・・・
早起きをすることは、とても気分がいいです。
1日の時間がとても長く感じられるし、前向きな気持ちもどんどん沸いてきます。
でも、いざとなると早起きができないことも多いです。
なぜ頭では「早起きは良いこと」だとわかっているのに実行できないのでしょうか?
内向型HSPが早起きが苦手な理由を、わたしなりに分析してみました。
日々感じている刺激から遠ざかりたい
HSPはささいな刺激も敏感に感じとってしまいます。外から受ける刺激が、ほかの人の何倍も多いんですよね。
毎日、過剰な刺激を受け続けることで、どんどん疲労が蓄積していきます。
寝ても覚めてもその繰り返しだから、全然疲れがとれません。
だからHSPは、誰よりも疲れやすさやストレスを感じてしまうのです。
刺激を受けることから逃げたいがために、現実逃避をしてしまいがちに。
布団から出ると、またツラい1日が始まってしまう・・・
このようなネガティブな思考に陥りやすいため、朝起きることが不安に感じるのです。
つい夜行性になってしまいがち
わたしは小さいころから夜行性の生活をしていました。
実家が自営業で、両親も遅い時間まで起きていたためかもしれません。
さらに、わたしは朝が来るのが怖くて、布団に入ってもすぐに眠ることができませんでした。
寝たら朝がきてしまう
↓
起きたらまた人に会わなくてはいけない
↓
余計な不安を感じたくないし、刺激も受けたくない
↓
頭の中がモヤモヤする
↓
気を紛らわせるためにスマホを布団の中で見てしまう
↓
もうこんな時間だ!寝よう。
↓
(朝になって)ツラいよ~。布団から出たくないよ~。
これは、わたしの寝る前と朝の状態です。
このように文字にすると、「さっさと寝ろよー!」という感じですよね。
でもわたしの中では葛藤がたくさんあって、毎日朝が来る恐怖と戦っています。
負の連鎖を繰り返すことで、必然的に「夜行性で朝が苦手」という方程式ができあがってしまっていたのです。
わたしは夜行性を家庭環境のせいにしていました。
こういう環境に生まれたんだからしょうがないなって。
でもHSPのことを調べるようになって、「夜行性はHSPという気質も関係しているのでは?」と考えるようになりました。
「会社に行きたくないから」が理由とは限らない
「朝が来るのが怖い」というと、「ただ会社に行きたくないからでしょ?」と思われるかもしれません。
たしかにその通りだと思います。
【自分に甘えているだけ】という目で見られてもしょうがないのかもしれません。
HSPは自分でも気づかないうちに刺激を受けているので、つねに気を張っている状態です。
人に会うことだけでも、刺激を感じてしまいます。
わたしは現在フリーランスなので会社には通勤してはいませんが、いまでも朝が苦手で早起きができません。
ささいなことでも敏感に感じ取ってしまうため、普段の生活でもツラく感じてしまうことがあるからです。
わたしはずっと自分のことを「ナマケモノ」「甘えている」と思っていました。
周りからもそう言われていましたし・・・。
もちろん「自分はHSPだからしょうがない」と気質のせいにするつもりはありません。
会社に行きたくないという気持ちも少なからずあったのかもしれませんからね。
でも自分の「ツラい」という気持ちには正直に向き合ったほうがいい。
このように思えるようになりました。
たまには甘えたっていいじゃない。
早起きはムリをしない!自分の負担にならないペースで
世間一般的には、早起きしている人=凄い人、朝寝坊する人=自分にだらしない人というレッテルを貼られること多いです。
朝起きれない人って、自己管理ができていない人というイメージがあるかもしれませんが、全員がそうとは限りません。
いろいろな悩みがあって、朝起きることがツラい人だっているんです。
会社に勤めていると早起きを日課にしなくてはいけませんが、自分の負担にならない時間に起きることが大切です。
わたしは学生のときも、会社員時代も、いつもギリギリの時間まで寝ていました。
会社員は早くから会社に行って仕事できる人が凄い人なのはわかりますが、無理してカラダを壊してしまっては元も子もありません。
うつ病だったり、自律神経失調症になってしまったり、ということも。
休息は本当に大事。
「自分は甘えている」なんて考えずに、内的エネルギーを十分にチャージしましょう。
家庭環境などでどうしても早起きする必要がある場合は
無理したくなくても、無理しなくてはいけない人も多いと思います。
- 会社から早朝出勤を命じられている
- 夫がいるから早く起きなくてはいけない
- 子供の弁当を作るため早起きする必要がある
このようなことで、早起きをせざる得ない場合もあります。
「遅くまで寝てていいなら、わたしだって朝寝坊したいわ!」
これが本音ではないでしょうか?
「朝が来るのが怖くて眠れない」というのは極端な話しなので、全員に当てはまるわけではないと思っています。
早起きに苦痛を感じていないのなら、いまのライフスタイルのままでいきましょう。
ただ睡眠を削ってまで無理しているのなら、心もカラダも悲鳴を上げているかもしれません。
たとえ忙しくても、自分の時間をスケジュールに入れることをおすすめします。
ボーっとしたり、本を読んだり、SNSを利用したり。
心が落ち着くのなら何でも構いません。
気持ちをリセットさせる、リフレッシュタイムをつくるように心がけしましょう。
自分のペースに合った時間に起きるようにしよう
朝は気持ちをポジティブに変換できるので、早起きはHSP気質の人にはおすすめです。
ただツラく感じているのなら、もっと自分を癒す時間が必要なのかもしれませんよ。
HSP気質だからというわけではなく、もともとの性格、環境によっても早起きの得意・不得意は違ってきます。
だから「HSPはみんな早起きが苦手」とは一概にはいえないかもしれません。
もちろん、早寝早起きを習慣にしている人もいます。
ただモヤモヤした気分を抱えて、早起きができない人がいるのも現状なんですよね。
人それぞれ早起きに適した時間は違うので、自分の無理のない時間を設定することをおすすめします。